「先導者」は今年のカドカワ(ホラー文庫)No.1
2014年11月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:5358ページ
ナイス数:118ナイス緋の収穫祭 (創元推理文庫)の感想
なんだろ、合わないわー、この作家。現行三作品の中じゃこれが一番マシだったけどね。とにかく全作品男も女も魅力を感じる人物が皆無、ぐずぐず冗長だしいつも半端な色恋絡めてくるしさ、この程度なのー?イギリス!って感じ。
読了日:11月3日 著者:S・J・ボルトンいぬやしき(2) (イブニングKC)の感想
いや、そう来たか。今もっとも面白い漫画の中の一冊であることは確かかと。人間では有り得ない究極のパワーを手にした二人の「生きている証」がこれほど両極端に発露するとは、最後はこいつらのガチ勝負なんだろうけど・・・・、何より恐ろしいのはグダる事のみで御座います、今回は頼むよ、奥さん。
読了日:11月5日 著者:奥浩哉先導者 (角川ホラー文庫)の感想
素晴らしい!たまにこの手の傑作が出てくるから止められないのですよ、角川ホラー文庫収集を。圧倒的な文章力で綴られる究極の儚さと死界の幽玄さ、途方もなく美しく震えがくる程切ない、深い余韻を与えてくれる一冊、おススメします。
読了日:11月6日 著者:小杉英了デスコ 1 (ビームコミックス)の感想
カッケェーなぁ、カネコアツシは。戦化粧のデスこのアップが何に似てるんだろう?って思ったらそうか!丸尾に似てるんだわ。続きはよ!
読了日:11月6日 著者:カネコアツシBAMBi 1 remodeled (ビームコミックス)の感想
17年!そんな経ったのか・・・、どうりで年取るはずだわ。バンビの真似してたら猫まで蹴飛ばしてしまって逆襲にあった・・・・、反省。
読了日:11月9日 著者:カネコアツシBAMBi 2 remodeled (ビームコミックス)の感想
ああ、反省したのにダーリンまで蹴飛ばしてしまった、もう丸々一日口利いてくれない・・・・、どーしてくれんだ!カネコアツシ!
読了日:11月9日 著者:カネコアツシON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)の感想
確かに荒さも目立つが全てが程よく、続きが楽しみな作品。富樫のSRO―警視庁広域捜査専任特別調査室が好きならばきっと合うかと思います、現段階ではとても太刀打ち出来るレベルじゃないけど、これからの伸びしろに期待。
読了日:11月13日 著者:内藤了邪悪な少女たち (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想
イヤミスと言う言葉が薄っぺらく感じるほど完成度が高いノワールのお手本のような一冊、哀しく恐ろしく、執拗でありその旨さに心を撃ち抜かれました。そして著者の影響を受けた作家が「カート・ヴォネガット」と「ルース・レンデル」だと知り個人的にとても納得、スタイルこそ違えど切なさの基調が同じ香りがします、いや良い作家さんだと思います、とても。
読了日:11月16日 著者:アレックスマーウッドSunny 3 (IKKI COMIX)の感想
牧男さん、それ思い切り死亡フラグなんですけど・・・・、これ以上のダメージ与えるの止めてあげて下さい、切に。カップの船のカットが秀逸すぎて目から汗が溢れそうです。
読了日:11月18日 著者:松本大洋Sunny 4 (IKKI COMIX)の感想
この子達の願いは「お金持ち」になりたいわけでも「人気者」になりたいわけでも無く、ただほんのささやかな祈りだけ「普通になりたい」たったそれだけなんだよね、そんな事すら叶えてあげられない無力さを噛み締める4巻で御座いました。
読了日:11月18日 著者:松本大洋スカウト52 (ハヤカワ文庫NV)の感想
うほっ、すんげぇー!キングが書くものの面白さには一度も疑いを差し挟んだ事が無いが、キング推薦、キング絶賛には何度も煮え湯を飲まされたのに今回のハヤカワ二作品(邪悪な少女たち)のクォリティーたるや甲乙つけがたい傑作でした、特にこれなんてキングの若い頃の別名義って言われても納得のドライブ感に容赦の無さ、とんでもなくクールです。
読了日:11月22日 著者:ニック・カッター牛家 (角川ホラー文庫)の感想
ううーん、二作品ともテイストは大好物です、だがなんだろう?この間延びした核が無い感じは・・・・。一周廻って何にも成ってないし何にも無い虚ろさが不条理物の常といえばそうなんだけどコレはちょっと違うな、「それっぽい」ものを「それっぽく」書くのが上手いって印象、次に取り敢えず期待。
読了日:11月23日 著者:岩城裕明別冊サイゾーvol.3日本一過激な「新」宗教学の感想
表紙と広告を除けばサイゾーに対する認識が覆ってしまう真面目な良本、分かり易くいうと一番良い時期の「別冊・宝島」に似たお手軽でありながら押さえてある作りでした。日本一過激かどうかは別として新新宗教の「今」を知るには良いテキストかと。最終章の「医療における宗教」には色々と考えさせられました、そこで考えると下手な宗教アレルギーを振りかざすのも愚かかもしれないと・・・・、死と隣り合わせた時に初めて私の宗教に対する不信感が霧散するのかもしれません。
読了日:11月24日 著者:亜人(5) (アフタヌーンKC)の感想
4巻の終わりから加速がついて面白くなってきましたねぇー、佐藤が強く狡猾であればあるほど物語が締まります。で、結局は圭の壮大なジュブナイル/成長譚って事になるのかね?
読了日:11月25日 著者:桜井画門オールラウンダー廻(15) (イブニングKC)の感想
「あなた、アッガイに似てるわね」「あなた、アッガイに似てるわね・・・・」「アッガイに・・・」生まれてこの方♀に向けた言葉でこれ以上鬼畜な言葉聞いた事ないわ!!心折れるわ!そんなこと言われたら!ってな訳で有難く頂戴いたしました、対女のガチ口喧嘩の飛び道具で使わせて頂きます。
読了日:11月25日 著者:遠藤浩輝ALL OUT!!(1) (モーニング KC)
読了日:11月26日 著者:雨瀬シオリALL OUT!!(2) (モーニング KC)
読了日:11月26日 著者:雨瀬シオリALL OUT!!(3) (モーニング KC)
読了日:11月26日 著者:雨瀬シオリALL OUT!!(4) (モーニング KC)
読了日:11月26日 著者:雨瀬シオリソフィー (創元推理文庫)の感想
とても得難い凄い本を読んでしまった、っていうのが第一の感想、私自身もどれだけ理解できたか怪しいが解釈の仕方一つ(謎の理解度)でまるで違う顔を見せるプリズムの回廊、映像として想像すると儚く美しく幻想的でありながら残酷さと哀しみを内包していて、互いに互いしか居ない「嵐が丘」の近代ミステリー版、これに感動できた人とならきっと理解し合える気がする試金石的な一冊になりました。
読了日:11月29日 著者:ガイバート
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