「男のハンバーグ道」を運命の出会いと呼ぼう
おつかれさまです
今まで色んな材料で色んなものを作ってきて
だいぶ上達した料理もあるし、どれだけ作っても苦手な料理もある
そんな中でずっとずっと課題にしてきた料理が「ハンバーグ」
もうね、絶望的な子供口だからね、わたし
いまだにずっとハンバーグへの愛は1mmたりとも揺るぎがないのです
家で固まり肉から挽いて作ったり
サーロインを叩いて成形したり、東京X使ってみたりイベリコ混ぜたり
西に有名店があれば出掛け、東でも北でも南でも
ある程度食べてきたつもりだし、研鑽したつもり
それでもさー、残念ながら納得いく味になったことがないんですよ
自画自賛だが美味いとは思うよ
なんたって情熱が違うから、それにわたしかなりしつこいからね
それでも「美味い」とは言ってもらえても、唸らせる味には程遠い
そんな中、一冊の本と運命の出会いをしてしまったのだ
男のハンバーグ道 [ 土屋敦 ]
前回ご紹介した「男のパスタ道」でまるまる一冊ペペロンチーノ作りへの
勝利の方程式を解説してくれた土屋さんだが
今作も同じくまるまる一冊が究極のハンバーグレシピへの解説
もうね、これはレシピ本なんて陳腐な言葉じゃ申し訳ない
まるで上質な推理小説を読んだかのような読後感
完成レシピを「犯人」と置き換えるなら
終盤までは様々な状況説明と検証なのですよ
これを使えばどうなるか?
温度は?部位は?
タネの温度と粘り、ジューシーさの関係とは?
二大ルーツも検証しつつ、正解を導き出す
「じゃあ犯人(正解)は誰なんだ!!」
まさに上質のミステリー
なんせ犯人の正体を知ったら驚愕すること請け合い
私は最後にのっているレシピを読んでも半信半疑でした
それほど思いもつかなかった答えが示されていた
確かにノックスの十戒にも抵触しない
焼いてる間にコノスル
いやいやいや、まさか?まさかそんな事があるはずが無い
わたしが長年ずーっと悩みに悩んだレシピが
まさかそんな事でクリアできるはずが無い!絶対うそ、嘘に決まってる
完成
どうよ、この見た目
表紙と寸分変わらないでしょ
いかに忠実に作成したか分かってもらえると思います
一口食べて絶句した
「なんちゅーーー旨さか!!」
これどんなミラクルなんでしょうか?
土屋さん、あんたは神か?
正解レシピは3つあって、その中で一番リーズナブルで簡単Verでもこの旨さ
安い合挽ですよ、合挽
しかもソース不要、塩と胡椒のみで完璧な味わい
私の中で一番ネックだったのはジューシーさ
よくさ、ハンバーグを語るとき「溢れる肉汁」っていうじゃない
あれは大きな勘違いだからね、あれは脂だから肉汁じゃないから
だがこのハンバーグは正真正銘確かに「溢れる肉汁」でした
レシピを書きたい
私の感動を共有してもらいたい
まさに目から鱗とはこの事なので、多くの人に驚いてもらいたい
だけどさ、推理小説の犯人読んでない奴に言わないよね
つーか、言えないよね
だから気になる人は是非お手に取ってください
わたしはこの作家の回し者じゃ御座いませんが
本当に感動したので作者に心からお礼を言いたい気分ですわ
正解は書けないが最大のヒントは↑焼いてる絵
グルメ ブログランキングへ
家庭レベルじゃないのは太鼓判
にほんブログ村
- 関連記事
-
- 春巻き界の帝王とMr.メルセデス (2016/08/22)
- 「男のハンバーグ道」を運命の出会いと呼ぼう (2016/08/11)
- 小海老のフリットをつまみながら、キングの新作で咽び泣く (2016/07/14)