バレンタインのちまちま飯と異種三姉妹の肖像
こんにちは
去年読んだSFの中で一番面白かったのはアンディ・ウィアーの「火星の人」で
これを映像化した作品がいま話題の「オデッセイ」なワケで御座いますが
正直、どこまであの世界を映像化出来るか不安はあるけれども
たぶん観て損はないと思うのですよ
リドスコ(リドリー・スコット)も珍しく自己主張少なそうだし
マット・デイモンは滅多に回ってこないIQ高いキャラだしね
でも、できれば映像より小説版をオススメしたい
もうね、人間がどん詰まりになった時に最重要なのは
自己とか現実をどこまで「俯瞰視点」で捉えることが出来るか?であるってことを
骨の髄まで教えてくれる佳作だから
で、前置きはさておき
そのSF大作「オデッセイ」の公式サイトから可愛いのをBOSSが探してきまして
むむっ、やけに格好良くハマってるP社長
負けてらんねぇー
かわえぇのぉ、オリ君
そして激レアのしーちゃん
どんだけ言っても真正面向けない魔法にかかってるらしい
ううむ、やはりP社長が一番かっこいいわねぇ
気になる方はオデッセイ公式へGO
先日のバレンタインですが、我が家は家でちまちまやりました
ひたすら無言でエビを食す、カニに比べりゃ安上がり
うちのパスタ担当は基本相方ですが
コレは↑久しぶりにわたくしが作りましたわよ
マスカルポーネ&モッツアレラのトマトソース、ばり(゚д゚)ウマー
で、これを食べながら珍しく相方と小説の話をしまして
「君は文学めちゃくちゃ雑食だけど、一番好きなのはなんなの?」
「ミステリー?SF?純文学?ホラー?」と聞かれたのだけどね
おっしゃる通りで単純な恋愛もの以外は基本なんでも読めますが
どこがストライクと聞かれれば「幻想小説」と答えます
じゃ幻想小説ってなんぞや?って言われると
こればかりは物凄く細分化されてて一言では説明できないのですが
現実には起こりえない事柄を書いた小説ってことでOK
代表的なのは日本だと澁澤とか、三度の飯より愛している「夢野久作」
忘れちゃいけねぇ「カフカ」とか、百年の孤独マルケス
そしてわたしが「これぞ、幻想文学の最高峰」と思っているのが
坂口安吾の「桜の森の満開の下」なわけですよ
これほどに美しくもおぞましく、妖しく、圧倒的な虚無と孤独が形になった小説をわたしは知りません
季節もちょうどいいし、通勤通学、調理のお供に如何ですか?
どの国の文壇とも勝負できる日本幻想文学の大傑作かと、
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