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あんた、すげぇな・・・

又はわたしすごい

メダカと水連、そして生鮭


   こんにちは


 今朝の6地方は爽やかな良いお天気
しかしこれが仕事帰りの時間帯になると雷雨予報という
なんとも気の滅入る火曜日で御座います
梅雨入りしたみたいだからね、仕方がないが
通勤時の雨ほど嫌なものはない
雪だと、大変だけど少し楽しいんだけどね









猫3匹は可愛い、そりゃもう物凄く可愛い
こいつら抜きの人生が、ちょっと想像できないほどに


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そしてメダカも同じくらい可愛い
さすがに寿命も違うし、似たような子も多すぎて
個別に認識して名前を付けたりする対象ではないが
(もちろん何匹かはちゃんと個性を感じているけど)
メダカという括りでこの子たちがいない生活も
クリープのないコーヒーのようなものですわ
つーか、コーヒーはブラックしか飲まないけど

今年も水連が咲きました
この花の美しさは、どんな豪華な花束にも勝る
とてつもない神性を感じます
水の中で育ってきたがゆえの、一線を画した清廉さ
そんな感じ









近所のスーパーに立ち寄ったら
生鮭が半額、ああ、こりゃ買いだな
で、店内を三周くらいしながらどう調理するかイメトレ

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よさそうなポルチーニのレトルトパスタソースを見つけたので
グリルしたサーモンとマッシュルーム
茹でたじゃがいもといんげんとともに5分ほど加熱
ポルチーニソースの汎用性の高さはすげぇ
なんでもちょい高級感を出してくれる憎いやつ
オムレツにかけたりするだけで、ゴージャス係数跳ね上がるからね









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作品によってはその浅田節が鼻につく「浅田次郎」
これも買ってから積んであったのだが

「いま私に足りないのはコテコテの浅田ではなかろうか?」と思い
一気読み








内容(「BOOK」データベースより)
万延元年(一八六〇年)。姦通の罪を犯したという旗本・青山玄蕃に、
奉行所は青山家の安堵と引き替えに切腹を言い渡す。だがこの男の答えは一つ。
「痛えからいやだ」玄蕃には蝦夷松前藩への流罪判決が下り、
押送人に選ばれた十九歳の見習与力・石川乙次郎とともに、奥州街道を北へと歩む。
口も態度も悪い玄蕃だが、道中で行き会う抜き差しならぬ事情を抱えた人々を、決して見捨てぬ心意気があった。



天下の大旗本が姦通罪を犯し
その上切腹のお沙汰には「痛いからやだ」とのたまう
結局は流刑地に流されることになるのだが
道中、若く正義感に燃える見習い与力が連行する
彼からすれば、武士道の微塵も感じさせぬ旗本・青山が
忌まわしく唾棄するような存在であるのだが
その長い道中の間、青山の本当の姿を徐々に知ることによって
いったい彼の中の「もののふ」はどう変化していくのか?
そして青山が選んだ生き様とは?
人にとって本当の「恥」とはなんなのか?


いやー、流石次郎やな
人としての「矜持」ってやつを、これでもか!と突き付けてくる
きっとこれを読んだ誰もが、青山と乙次郎の旅の終わりに胸が突かれ
この旅がもっとずっと長く続くことを願ったと思います
そしてノブレス・オブリージュの本来の精神の形を考える
きっかけになる人も多いかと

まだ多分文庫にはなっていないけれど
ちょっと疲れたり、迷ったときにこれを読めば
読む前よりは少し奇麗なあなたになるかもしれません




「武士ならば、男ならば、己のことは二の次ぞ」

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薔薇の名前のウィリアムの次くらいに、師事したい主人公ですわ

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