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あんた、すげぇな・・・

又はわたしすごい

彼女が私にくれたものとポーク・ソテー


   こんばんは

 数年前死んでしまった親友のお母さんとは
10代の頃、今では覚えていない何かのバンドのLIVEの帰り
彼女の家に泊まりに行った時が初めてで
正直、その時のお母さんの印象は記憶にないのだけど
外で食事したばかりだったのに、気を利かせて取ってくれた
出前のカレーうどんを前に、ハルちゃんが申し訳なさそうな顔で


「ごめん、食べられるだけ食べてあげて、喜ぶから」と言ったのが印象深くて



こんなこと書くのは、恥ずかしいことだと自覚しているのだが
私には親に対するそんな思いやりとか、優しさが無かったからね
「要らない、食べてきた」で終わりだったからさ
今から思えば、その時から彼女をとても好きになった気がする


母親にこれだけ優しい人間ならば友達にも優しいに違いない


超打算的に当時からポンコツだった私は思ったのだが、そんな事は大きな勘違いで
結構自分勝手に30年以上振り回されてきたんだけどさ
色々と
(ハルちゃんからすれば私に振り回された!って間違いなく言うだろうが)




そんな彼女が逝く寸前、何度も何度も
「親に申し訳ない」
「親が可哀そうで仕方ない」と、感情的でもなく淡々と言うのを聞いて
ああ、この親子は深く結びついているんだな
あの10代の頃から何も変わらずここまで来たんだなと

そして彼女は死んでしまって
でも何故か、彼女の親に対する気持ちの欠片は私に引き継がれ
今は定期的に電話して、メールして
まるで実の親のように

お母さんと接するたび、彼女がいかに自分の娘を愛していたか
いかに自慢の娘だったのかが伝わってくるのですよ、端々に
その思慕の感情は切なくて、私を哀しくもさせるけれど、幸せな気持ちにもさせてくれる
何故って「愛」だから
打算も邪なものもない混じりけなしの愛だからね
この気持ちがハルちゃんが私に遺してくれたレガシーなのかもしれない
実の親に微塵も感じることがないままだった、持っていなかった欠片を
人として未熟な私に残していってくれたのかもしれないね


なんて、脈絡もなく書いてしまった
お盆だし、月命日だからね
許してくれ





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「LINEも頑張って使えるようになったから、送るから待っててね」
なんてさっきの電話で言ってたマミーが愛しすぎる






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今夜はポーク・ソテー
庭のローズマリー添え
植えてから何も手を入れずに何年も絶好調な助っ人



娘の代わりになれるとも思ってないし、なりたくもない

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