正義感とカレーと怪談と

　　　おはようございます

　ここ数日、エアコンの効きが弱くて
とっても嫌な予感に支配されております
予定外の出費ってのも頭が痛いけれども
それより恐ろしいのは、取り付けの順番待ち
今から2週間後、なんて言われた日にゃ、干からびて剣先するめ確定
ああ、怖い
性質悪いのは、絶好調な時間も半分ぐらいあるから見切れない
室外機でも洗ってみるかな

愚息が春、とあるスーパーのATM前にて「一万円」拾ったのですよ
で、サービス・カウンターに持っていったら
拾得物として届けるので、こちらの用紙にご記入ください、と
ちゃんと書式が用意してあるんだね、大手スーパーともなると

で、晴れて所有権が移行したとのお達し
万年金欠だからガッツポーズで浮かれておりましたが
それを見て、思ったこと、つーか、長年思っていること

私は自分の子供を「やさしさ」と「正義感」のパラメータ全振りで育ててきたんだけど
こういう時はね、良いんですよ
たとえ10０0円であれポッケナイナイはさ、罪悪感が付きまとって
金額以上の悪影響があるので

でもたまにあるじゃないですか、正義感が強い人間が
通りすがりの名前も知らない相手にも体をはった末の事件
刺されたり、身代わりで轢かれたり、溺れたり
それで守れた命があって、多くの人に感謝されたり尊敬されたとして
そんな教育を続けてきた親は、どんな気持ちになるんだろうか？

もし私ならば誇らしい気持ちはあれども、死ぬほど後悔するかもしれない
そして答えが出ない地獄の中で、残りの人生暮らすことになる
かといって、見て見ぬふりをしろとも言えない

「弱い者は必ず守ってやれ、それが命の危険を伴わない場合ならば」

↑
今更愚息にこれをいっても遅い気がする
もうガチガチに染み込んでいるから
でももしもう一度初めから遣り直せるならば、こう言ってきかすかもしれない
ああ、何が正解なんだろう、子育ては謎だらけですよ

そんな愚息とお寺の本堂で開催された怪談会へ
夜、蝋燭の中、雨が降り出して最高の舞台建て

実話系とかじゃなく、久生十蘭や芥川だからね
こいつに意味わかったのか？疑問だったのだが
一応正確に理解していて一安心
気に入ったようで、また来年行けたらいいな、と
とにかく文化に触れ続けること、これが重要

その後、南印度カレーを食べに

相方へのお土産の「マトン・ビリヤニ」
これが絶品なのであーる

色んな考え方や意見があると思うんだけど

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結局最後は「命あっての物種」これに行き着くのでは無いだろうか？

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