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あんた、すげぇな・・・

又はわたしすごい

力きしめんと夜の谷を行く


   こんにちは


 年末の地獄の忙しさを越え
新年の儀礼的慣習にそろそろ疲れを覚えてきた頃の
恵みの連休が来るわけで、明日明後日で買い物やら
正月休みで磨きがかかった、荒廃した部屋の掃除やら
毎年の正月明けお約束の近所の韓国料理屋詣を計画していたら



「朝7時のドーム船予約取ったからねー」などと

言い出すわけだよ、休みの日はイベントが無いと死んじゃう病の相方が

今夜はだな、だらだら酒飲んでちょっと気の利いたつまみをつついて
目が覚めるまで惰眠を貪る予定だったんだが、一瞬で吹っ飛んだ

ワカサギ面白いんだけどね
船乗れば8時間は陸に戻れないからさ
塩釣果だと途中で発狂しそうになるんだよね、自由度低すぎて








今朝の朝ご飯

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力うどんじゃなくて力きしめん
多分これが今年最初で最後の餅
実は餅、あんまり好きじゃ無いのだよ
だから今年はお雑煮も作らずじまい










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山本太郎の話の時に連合赤軍に触れたのがきっかけで
気になっていたのだが未読だった桐野夏生の「夜の谷を行く」を読んでみた

私は連合赤軍というか山岳ベース事件には
大きく心を揺さぶられ続けているので
一通りの書籍も映像作品も押さえています

最近だと「レッド」
これはまるでこの事件について知らない人間が
あの時代の闘争と、狂乱の集団心理についてとっかかるには最適なテキストだと思う








夜の谷を行くはその連合赤軍の生き残り
まちの片隅で息をひそめて、服役後も社会という
見えない檻に囚われたままで生きている女性の物語

喩えは悪いが桐野夏生って
私の中では「腐りきる直前の果実」のような
忌避すべき禍々しさや、湿度の高い不快な生々しさ
そんな全てを上回る、ベトベトではあるが例えようも無い甘露
とにかく生きている事の、上辺の健全さや美しさに隠れた裏側を
高い熱量で綴る、横綱相撲を取り続けている作家って評価でして


しかし読み始めると主人公の捉えどころのなさに戸惑った
なんなんだ?この不完全な生物は?
良い悪い抜きに、あの山岳ベースの生き証人なのに、この核のない
普通の老人にすらなりきれない女は?と

これは桐野らしくないな、どこに着地させるつもりなんだ?と
もやもやしつつの最終章
いや、最後の数ページで、なぜ不完全だったのか?ってのが
霧が晴れるように明かされる
その解を頭に入れて、最初から読み返すと
イライラしたシーンのひとつ、ひとつに
きっちりと人物設定が生かされていて

「夏生、やっぱあんたすげぇな!」とだね
カタルシスすら覚えるわけですよ






連合赤軍に関しての知識が浅い方には薦めません
多分読んでも届かない気がする
知ってる方ならアリだが
桐野夏生の中級から上級版なので、これも胸を張って勧められない

山岳ベースが頭に入っていて、あの事件に嫌悪感以外の感情を持っていて
桐野夏生も読んでいる方なら是非どうぞ



実はわたし、いま毎日二時間程「世界史」をやり直しているのですよ

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