チキンティッカをつまみながら、新旧「IT」6時間観賞したぜ
こんにちは
今更わざわざ言葉にするのもアレですが
私は多分「スティーブン・キング信者」でして
いや、長い間読んできて、ただの好ましい作家の一人だと思っていたのですが
年取ればとるほど、心の奥底まで入ってくるのですよ、彼の物語は
子供や動物を書かせると並ぶ者がいないとは、言われてますが
最近の彼の書く「人生の終盤にいるもの」のキャラクター造形はもうね
圧巻なんですよ、圧巻、胸熱
で、何故私がこれほどキングが好きかというと
これ多分前も書いたことあるんだけどさ
大抵彼の話は「神」と「悪魔」 「善」と「悪」の代理戦争なわけ
で、その善なる人も餓鬼も犬も、悪なる保安官も殺人鬼もセントバーナードも
どいつもこいつも「全力」なのです
出せるカード全て切ったうえで、足りなきゃ命の全て懸けることを辞さない
たとえ子供であってもそれは同じ
そこの天秤が公平なのよ、善なるものがいつも少しだけ分がいい物語じゃ無いのです
なんて長々書いたが本題は
それほどキングを愛する私が「新旧IT」を見比べてみました
こちらは1990年の「IT」
もちろん原作は読んでます、大好きな本では無いのだけどね
で、当時この映画を見たときは別にそれほど強い印象を受けなかったのだが
いま改めてみると良い映画だなぁ、と
古き良きちょいと安いが、でも何かが満たされるハートフルな映画
ホラーでハートフルっていうのも、ちょっと変だがこれぞキングの真骨頂
一言でいうとホラー版グーニーズって感じかいの?
名作だからね、そうそうリメイクも難しかろうとおもっていたら
2017 「IT」
1990年版が確か3時間半くらいあるのに2時間半なんだけど
原作も「子供時代」と「大人時代」合わせて尺が長いからね
どこをどう切って料理するのかと思いきや、完全に子供時代のみで「へっ?」と思ったら
後半部分「大人編」は来年公開だそうで
いや、実はかなりハードル上げて観てたけどね、正直スマン無茶良かった
個々のキャラの性格やら設定はかなり前作から変わっているのだが
時代の流れを思えば、変えてなければ古臭いだけだし
でも原作の核となる「激熱な友情」はちゃんと踏襲してるし
そんなことよりなにより「ペニーワイズ」役の「ビル・スカルスガルド」が素晴らしい
スウェーデン人とのことですが、久しぶりに唸るほど上手な俳優でした
貞子やら伽椰子がホラーな私たちからすれば、こんなもん怖くないのですよ
びっくりしたり驚くシーンはあるけどさ、怖くない
それは文化の違いもデカいと思うんだけどね
だからこれは怖がる映画じゃなくて、実はココロを暖める映画なのです
キングが書く「全力で戦う」子供、そして大人の奇跡でグッときて
ビルの桁外れの演技力を鑑賞する映画かな
後半が本当に楽しみです
で、昨夜は
「いいなー、ドフィノワ食べたかったなー、ドフィノワー」と五月蠅いので
ドフィノワーズをガルニにチキンティッカ
こんなもん深夜に食べてるんだけどさ、そろそろ人間ドックなのに・・・・
やばいぞ、おれ
だけど「IT」の正体がね・・・・・・・
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前作ではだいぶ拍子抜けするヴィジュアルなので、そこは頑張ってほしいのぉ
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