FC2ブログ

あんた、すげぇな・・・

又はわたしすごい

よし!コメ欄開放するのでちょっと来て!


   おはようございます


 昨夜は酔って代行で帰ってきた相方が
延々といかにセブンで売っている「お好み焼きパン」が美味かったかを
語るのを酒飲みながら聞いていたら
急にもののあはれを感じてしまった

ああ、君とも随分長い時間共にしたねぇ

もののあはれは秋こそまされ
つーか、美味いらしいぞお好み焼きパン





昨日は仕事帰り、いつものようにふらふら歩きながら

「今夜、何食べるかな?」と考えたのだが
スーパーに寄るのも面倒だし、食べたいものを考えるのも面倒
お、そうだ、ひらめいた



15995487850.jpeg

駅ビルのテイクアウト専門焼き鳥屋にて
塩の5種
これをオーブンで軽く焼き直し
ニンニク串がおののくほど旨かった









私が痺れた100の本
今回は本というか、一篇
実は知り合いの旦那さんが入院しているのですが
リハビリに時間がかかるからね、息抜きに本を読みたいってことで
大量の小説や漫画を奥さんにリクエスト

それがなかなかにセンスがいいチョイスなのですが
「江戸川乱歩全集」が入っていたので、私のNo1,乱歩から

私が痺れた100の本 その17、今回は本っていうか一篇
江戸川乱歩「芋虫」

15995492330.jpeg








時子の夫は、奇跡的に命が助かった元軍人。
両手両足を失い、聞くことも話すこともできず、
風呂敷包みから傷痕だらけの顔だけ出したようないでたちだ。
外では献身的な妻を演じながら、時子は夫を“無力な生きもの”として扱い、弄んでいた。
ある夜、夫を見ているうちに、時子は秘めた暗い感情を爆発させ…。

内容(「BOOK」データベースより)


いわずと知れた、乱歩の大傑作
エロスとグロテスクの極致でありながらも
外皮を剥がしていくと、最後に残るのは愛と名がつく感情
しかも究極の

ただのキワモノだと捉えるには、あまりにも鮮烈で
目を背けたくなる陰惨も、蕩けるほどに妖しくて



丸尾も完璧







これを読みつつ多くの人は「時子」の心情をなぞりながら
さながら見世物小屋を覗き込むがごとく
異形の存在を「物言わぬ肉塊」として眺めるだけであるのだが
当の本人「須永中尉」からみた世界を考える人はいるだろうか?
手も足も、嗅覚も聴覚も、果ては視界までもを失くした人間の頭の中には
一体どんな音が響いているのだろうか?




その答えが人間椅子・芋虫




物語を知っている方ならば、この曲の全てが如何に「完璧」であるか
理解いただけると思う
求めることと応じること、それを超えた嗜虐に突き進むことが
二人を取り巻く世界の全てであり
他の誰も入りえない関係性の、凄まじい地獄に似た純粋さ

これもまた、人間の性をまざまざと突き付けてくれた痺れる物語



昨日のコースターですが、珪藻土がお薦めと教えて下さる方が
幾人かおりました、感謝
ちょっと探してみますわ


乱歩が好きな旦那さんのNo1乱歩が知りたいわ

グルメランキング


高確率で「黒蜥蜴」「孤島の鬼」「パノラマ島奇談」ではなかろうか?

にほんブログ村

山とカレーと蒼穹の昴・私が痺れた100の本


   こんばんは


 都会暮らしだとピンと来ないかもしれないのですが
おらが村だとね、有価物回収とか粗大ごみの回収の前日の朝に
町内放送が流れるわけですよ
きっちり7時にお約束の二回繰り返しでアナウンス
これは忘れていること多いので、ひじょうに助かる
だが、そこでたまにいるわけだ、TVやら冷蔵庫しれっと出しちゃう不届きモノが

そうなるとそこから数日おきに、これまた7時
「冷蔵庫出したの誰だよ?馬鹿なの、〆るよ?炙り出すぞ、ゴラァ!」って内容を
かなり理性的に自制したアナウンスが始まって、もうね辛いの
わたし不眠症だからね、ようやく5時になって眠れたと思いきや
「レイゾウコガーーーー!」で目覚めるわけ

あんまりしつこく騒いでいるから集積所に見に行ったら
わざわざ解体された冷蔵庫が残ってた
これさ、解体すればセーフかも?って思ったんだろうね
はぁ、その労力よ・・・・・・
なんかこの「やることはやってみた違反者」ってのが、一番困る
行動力あるズボラとか、行動力はあるが金は出さないケチってのには
どこから怒ればいいのか、よく分からなくなるから面倒だのぉ











今日、日曜は久しぶりに

15909212390.jpeg

やまーーーー










15909212550.jpeg

わらびーーーーーーー

ああ、生き返った、楽しかった、嬉しかった。
給付金の10万で買えないかなー、この山
5合目まででいいから









帰り道、ずっと楽しみにしていたココ壱
なんで楽しみだったかというとだな、今日まで限定の

15909212940.jpeg

大人のスパイスカレー「スパイシー・マサラカレー」が食べたくて
相方に絶対にココイチ行くからね!と鼻息荒く乗りつけたら







「申し訳ございません、当店は売り切れてしまいました。」







(╬◣д◢)!!
あり?ありなの?それ?
最終日の日曜にしか時間が取れない人間いるんじゃないの?
うきーーーーーーーーっ!!










15909213100.jpeg

2kmほどいくと別のココ壱番屋あるのだが
座ったのでもう諦めた

で、怒りのササミカツ・カレー5辛300g

ああ、悔しい
誰だよ?私の分のスパイスカレー喰ったのは











久しぶりの「私が痺れた100の本」その16

これはね、100っていうか10位以内確定かな




20代のころ地元のアパレル王に結構可愛がってもらってまして
当時私は借金してショット・バーを作って、それで生活してて
DCブランド王のフラッグシップがその店の近くにあったから、毎晩のように使ってくれていたのだが
やっぱさ、怖くてね
今の私の年齢と同じか、少し若いくらいだったと思うのだが
口数少ないけれど、自ずと居住まいを正さないといけないと思うような
緊張感を与えてくれる人だった


で、その人には沢山怒られたし、道理ってものを教えて貰ったのだが
ある日「最近、いい本を読んだから、お前も本好きだというならば絶対に読んどけ」と

「その本には、調子乗っているお前に言っておきたいことが全部あるから」と







15909213680.jpeg

それが蒼穹の昴








今の私は、その社長と比べると何一つ勝っているところもないし、かすりもしない
それどころかなんの成長もせず、同年代になってしまったんだけどね

それでも私がいま誰かに「これを読め、自分のために」と薦めるならば
いくつか候補はあるけれど、これになるかな

今まで何度となく読み返したし、これを書くために斜め読みしただけで
涙がだな、出てくるわけ、しかも大量に


なんでこれを急に書きたくなったかというと
先日のブルーインパルスの姿
あれを動画で見て、一番近いものは何かと考えた
これがね、まさに「蒼穹の昴」なんですよ
ああ、どう言えば君に伝わるんだろう?この感覚

希望なんて御大層なものじゃない
あえていうなら「力」それ
現実を、今日を生き抜く「よすが」なんです
だからいつもは「機会があれば」、とかいってるが
この本はその二段階くらい上
時間があれば読め、無ければ作れ

本当だよ




今まで辛くなると何度もこの本を読み返した

グルメランキング

その度にいつも救われた、そんな話

にほんブログ村

永い眠りにつく前に


   こんばんは


 お疲れ様です、お疲れですよね?
きっと貴方はお疲れじゃ無いかと思うのです
でもね、今日の私は全国区レベルのお疲れランカーでは無いでしょうか?
なんたって朝4時半起きで眠い目を擦り
クソ寒い中、行ってきましたよ




15788216440.jpeg

突撃待ちの白鳥の白さが目に染みる、早朝のとある湖畔
何度かな?-6度とかそんなじゃないか?











15788216630.jpeg

モーターボートでワカサギドーム船まで移動
これがもう、頭が痺れるほど寒い
全ての漁師さんに謝りたい、いつもお仕事ご苦労様です











15788216770.jpeg

早朝6時に乗船して何匹釣れたと思う?
込み込み一人4200円払って

ちょっと奥さん!0よ、0!

普段は陽が差せば汗ばむようなビニールハウス状態が
今日はずっと薄曇りで、歯が鳴るほど寒い中
それより寒い塩釣果
私がポンコツだからって話じゃないわよ
船に乗っていた40人くらい、全滅
発狂どころか記憶喪失になりそうだったわよ

生き物相手だからこんなこともあるけれど
どうやら昨日は爆釣だったらしいからね、悔しいのぉ、悔しいのぉ











15788216280.jpeg

いつもじゃ金払った限りは最長の午後三時まで
イライラしつつも粘ってるんだが
流石に今日は音を上げて、11時には

「おい!帰るからモーターボート出しやがれ!」とだね
早上がりで船着き場から徒歩数分の家系へ
ここのラーメンがだな、結構好きなんですよ
所謂家系って中じゃ、一番好きかもしれない
ここに来るモチベだけで4時間耐えたわ


でもワカサギなんてのは群れで大移動してるからね
私たちが降りたとたんに入れ食いっての充分あり得る話で
「あいつら馬鹿だなー、もう少し粘ってたらいいのにねー、プゲラ」とか
笑われていたら悲しいんだが、これぞシュレディンガーの猫

「あの船が外から見えない船であったなら」











私が痺れた100の本 その15

今日の100冊は、特別の中でも更に特別な一冊

20代の頃、自分の中で第二次文学ブームが起こっていて
それこそ手当たり次第に海外文学を読んでいたんですよ
自分で稼ぐようになっていたからね
金が入れば、映画館はしごするか紀伊国屋で新刊買うのが
最大の喜びだった日々


そんななか「永い眠りにつく前に」という女流新人作家の一冊に出会いました
あらすじをざっと紹介すると
「乳がんで死の床についた中年女性をめぐる女の友情物語」

あれ?どこかで聞いたことない?





15788280860.jpeg



一人の女性が癌でその身を蝕まれ、死に至るまでを
その女友達数人と、どういった時間を過ごし
どうやって残酷な現実と折り合いをつけていくか
先に逝くものと、残らざるを得ない者
お互いがどう優しさや愛情を伝えるのか?

20代の頃初めて読んだとき、死も現実的に捉えることが出来なかったし
それよりも末期癌の親友もいなかったしね
でも良い話だな、と思ってた
友を送る話なのに声を出して笑えるシーンや、元気だったころの彼女たちの
幾つもの瑞々しいエピソードを羨ましく思ったり
それよりも死にゆく友の美しさや、聡明さ、何にも代えがたいユーモアのセンス
最後まで誇りをもって、周囲を愛して思い遣り、ヒスも起こさずに毅然としている姿勢にね

「もしも自分だったら、この人たちのような時間を過ごせるだろうか?」と
純粋に疑問を持った

病の床にいる、多くの時間を共有した友を
腫物をさわるようでも、その現実の重さを怖がりもせずに最後の日まで接せられるのか?
逆に逝くものだったとして、大事な友達に八つ当たりや未練
苦しむ様を見せずに、相手のその生を尊重することが出来るのか?


そして、ご存知の方も多いと思うけれど
親友が乳癌になり、その最後の日々を
多分、友としては一番近いところで過ごすなか
一人の時間、多分30回ほどこの本を読み返した、いつもこの世の終わりのように泣いた
だからこの作者には途轍もなく感謝している
この本はね、死にゆく友と向き合う方法と力を私に与えてくれたのです




暗記するるほど特に読み込んだ最後の三行

「死にゆく最期の夜、彼女は窓の外を眺め、星の位相に新たな変化があるのを認めた。
その瞬間、無限に広漠として測り知れないものが彼女の魂に溶け込み
そしてそれが、病理ではないそれこそが、彼女の息を奪い取った
私はそう思っていたい。」




貴方も友と、これから先、ずっと長い時間を
今までと同じように共に過ごせると思っていても
実はそんな事は幻想で、不確かで
「それ」が、いつ誰に訪れるかは分からない







ハルちゃんが死んだ時の私の好きなエピソード
死んだ時の好きってのが変だけど

意識不明の彼女に寝ずに付き添い
朝は仕事に行ったのです、ご両親や弟さんも来てたし仕事も立て込んでいたしね
ベットに横たわる彼女に「ちょっと待ってて」と言ったのが最後の言葉

その後、電話が鳴り
鳴った瞬間に理解してたんだけどね「12時過ぎに逝ってしまった」と
BOSSは早く行ってあげなよ、と言ってくれたんだけど
そこまでの数日は焦ったり、急いだりしてたけれど
もう、私が急いだところで何も変わらないから
定時まで仕事をして、その後戻ったら
綺麗に化粧もして、私が選んだ最後の衣装のブラックドレスを着て、花に囲まれていて

後で聞いたら、私と同じ、下手すりゃ私以上に彼女と心が通じていた
ここでも何度か登場しているゲイの元上司が
死化粧を施された彼女を見、端から駄目だしして
化粧をやり直させたらしい

「こんな地味な口紅、ハルミに似合わない」と

ご両親や弟さんとかさ、ギョッとするよね
ゲイだなんて知らないしさ
へんなオジサンが娘の化粧にダメ出ししているの見て唖然としたかと思うと
不謹慎ながら笑ってしまってね
これも過去書いたけれど、私はこのゲイに人生で一番影響を受けてて
一番尊敬して来たんだけど
このエピソードが、私が彼を好きな理由を端的に表している

そしてこの話はさ、私を幸せにしてくれたんですよ
だって混じりけが無い愛情だから
そんな最後の化粧は我慢ならなかったわけだ、彼は
そのまま黙っているのは簡単なのに、もっと綺麗に
もっとハルちゃんらしくしてあげたいと思ったわけでさ
私は私以上に、彼女を大事に思っている友人は居ないと思い込んでたけれど
それは大きな思い上がりだったって、気が付かされた瞬間でした




多分もうずっと前に廃刊なので、セコしかないと思うんだけど



私にとっては他のどんな本よりも
人生において特別な一冊



遠い異国でお暮しのYさん、約束したのに書くのが遅くなってごめんなさい

グルメランキング

お友達を大切に思う気持ち、ずっと強く持ち続けて下さいね

にほんブログ村

そのお気持ちはお友達だけじゃなく、貴女をきっと救います

破船と和光のヒレカツから読み解く貧困、そして飽食への移行・私が痺れた100の本 14


   おはようございます


 珍しい挨拶から始めます
今は朝6時、丁度狩人が出かけたところです
いやー、寒いねぇ、外は-1°らしい
これも北にお住まいの方からすれば、笑っちゃうような気温なんだよね
ほんと、スマン
軟弱で









昨日の夜は料理をする気もおきず
かと言って一人外食はヘタレゆえに軽食すら無理なので

15750622330.jpeg

和光にて「ひれ海老弁当」を買ってしまった
ここんちのぺろんと白米にのった昆布が好き
このご飯に直載せってのが重要

朝ご飯の時にたらことかさ
大量に食べるわけじゃないものを、ご飯の上に一切れ、二切れのせて
相方に出すと「わーい、赤ご飯だー!」と喜ぶ
赤ご飯?と斬新なその響きに、そっかー、たらこがのってれば赤ご飯って呼ぶのか?と

私は生まれが此処じゃないからね
もう人生半分以上この土地にいるので、方言含め完璧なネイティブ風だが
1㎜のルーツも無いので、知らない事多いんだけど
赤ご飯なんて聞いたことないなーと思っていたら
どうやら相方のオリジナルで、しかもたらこで無くとも赤いものなら
全て赤ご飯だと気づいたのは最近

明太子でも筋子でも「赤ご飯」
そのうち赤いウィンナーでも載せて出してみようと思う
きっと「わーい!赤ご飯だー!」って言うだろう











半年ぶりくらいに破船を読んだ、
章によっては丸暗記するほど、読みこんだ「私が痺れた100の本」の一冊

15750378210.jpeg


思うに吉村昭は神なのだ






100冊の中に吉村昭が生涯で書いた本
全ていれても良いんじゃないかと、思ってみたりもする
そうするといつも口だけで完結出来ない企画ものも
かなり出口が近づくし


で、一般的に吉村文学と言えば三毛別獣害事件を一流の研ぎ澄まされた筆致で
綴った「羆嵐」が有名で、読んだことは無くとも
タイトルは知っているという方も多いかと思うのですが
私の中の吉村最高峰はこの「破船」
吉村最高峰というか、全時代の日本人が書いた小説の中で
間違いなく3本指に入ります

現代人が想像を出来る域を、大きく超えた貧困の中で
地を這うように生きる人々
そこに訪れる二艘の船
最初の船には命、そして次の船に乗っていたものは?


徹底して感情の吐露を封じ込めた記述スタイル
色の存在を読み手に与えず排除しておいて
終盤にかけて、ただ一色「朱」が物語の中で圧倒的な存在感を放つさまは
初期の黒澤作品風に脳内再生してみると
鳥肌モノの圧巻の光景で、恐ろしさや愚かしさ、生きることの業、悲しみ
反転した美しさ
ただただ完璧な小説なのですよ

フィクションとなってはいるし、これを読んだ多くの人の
残酷な寓話のようなレビューが多く見受けられますが
ほんの数百年前の日本という国は、こんな光景至る所にあったわけで
貧しさなんて言葉、無かったんではないかと思うのですよ
豊かさなど無かったからね、貧しいという概念すら
今とはまるで違うものであったのは疑いようもないわけで



それについては、そのうち「100冊」に必ず入れる
平凡社ライブラリーの「日本残酷物語1」にて書こうかと思っております




私が学生なら、これをテーマに卒論書くわ

グルメランキング
 
どれだけでも膨らますことが出来、かつダイナミックなサービス問題だからね

にほんブログ村

激レアなアレのスープと夜と霧


   こんにちは


 忌々しくも寝ている間に小指を蚊に刺され
4時から目覚めてしまい、早朝トレッキングなど吹き飛んだ日曜
いや、4時から登るって選択肢もあるにはあるが
薄暗いうちに機嫌が悪いイノシシとかと出会いたくないじゃない
時間ずらすにも6時には相方起こさないといけないし
で、昼までグダグダしてました、非生産的極まれり



山でイノシシって言えばさ
この前ワラビ採りにいったとき3m先あたりの藪でガサガサと音が鳴り
身構えてたら雌鹿が飛び出てきた、多分寝てたんだと思う
ここに山の中の野生の鹿、見た事があるひと何人いるか?分からないけど
感動するんですよ、その光景は
今回は雌だったけど、角が幾つも分かれた大人の雄鹿とかと行き会うと
その神性な姿に時間が止まる
そして自分がいかに招かれざる異分子かを痛感する
山は人間の領域じゃないんだわ
見せてあげたいなー、君に。









この前命懸けで採って来た

15571271690.jpeg

岩茸先生








15576285270.jpeg

水に浸けておくとこんな風に緑になるのです
で、この緑が白くなるまで米を研ぐ要領で洗う
これがクソ面倒くさい
命懸けで採ってきて、その先は超手間がかかるという・・・・









15576285450.jpeg

酢の物や天婦羅あたりが高級割烹の定番だが
今回は中華風スープに
ペラペラのきくらげみたいな感じ








15576285030.jpeg

それと餃子がこの日の晩御飯

ここだけの話、岩茸はその労力に価格は釣り合うかもしれないが
その価格に味は釣り合わない
つーか、味なんてないからな
高級漢方薬とかに入っているのが正解だわ
慢性気管支炎に有効らしいからね








久しぶりに 私が痺れた100の本 13

15576288160.jpeg

夜と霧・新訳





ざっくりと自分の中のBEST100をピッアップするとして
この手のキラータイトルをどこで入れていくか、悩むんですよ
これ系統ばかり先に纏めると、硬すぎて遊びを挟めないし
後に残すと前半が軽すぎて、本読みから足元見られそうだし

だから10冊区切りで同じ程度のラインナップにしてバランスとりたいと
思っていて、これは「文句のつけようがない名作」って位置づけかな

ブログでも何度か書いていますが、生きる上で重要な感覚
誰にでもある苦難や苦境の只中で、自己をどこにおくのか?
自分自身を徹底的に俯瞰で眺め、大きな物語の中の個として捉え
しかし人間性を失わずに生きる事
決して善と悪のみという安直な二元論に身をゆだねない事




人間らしい善意はだれにでもあり、
全体として断罪される可能性の高い集団にも善意の人はいる
境界線は集団を超えて引かれるのだ


どんな環境や集団に身を置いていても、人間とは己の信念に基づき起立し続ける重要さ


数時間で読めるけれど、読んだあときっと死ぬまで
生きることの支えになってくれる宝物のような一冊です
特に今の時代だからこそ、頭に入れておいたほうがいい思考かと

ま、私の他の本は過分に嗜好に偏ってるけれど
これに関しては別枠だからね
読まずに死ねるか!だし、今現在がキツイ人にこそ読んでもらいたいわ

追記 14:05
今夜の情熱大陸みようぜ


タイトルも内容も重くて硬質な印象だけど、読んだ後は心が洗われる

グルメランキング

世の中にはすげぇ書物が沢山あって、時間は少ない。

にほんブログ村

雪見酒も花見も出来ないので苺パフェ作るぞ


   おはようございます


 いやー、昨日はとんでもない天気でしたね
ミゾレかよ、やばっ!と思ってたらあっという間に雪
これが日本庭園付きのイケてる家に住んでりゃ
湯豆腐でもつつきながら、桜を愛でつつ雪見酒というだな
贅沢ここに極めり、つー貴重な朝酒を楽しめるのに
襤褸家住いのしがない社畜は隙間風をののしりつつ
出勤の支度をしましたわ




最近の悩みはだな
君等にはどうでもいいことあろうけど「タイトル」
このブログ記事のタイトル次第で閲覧が全然違うんですよ
ま、その興味がある人間が集まってるんだから当たり前なんだけど
ランキング上位者の記事タイトル見てみ
まあまず9割以上は料理名がタイトルに入っているから

それは分かっているんだが
それで決め打ちするのも嫌でさ
これ言ったら身も蓋も無いけれど、料理や酒の話ばかり書きたいわけじゃないのです
私以外の人もそうなんだと思うんだけどね
どうしてもそこをゲートにして人集めてるからさ
ちょっとしっくりこなくても料理や酒をタイトルに使ってしまう
ジレンマですわ
そんなことしなくても安定上位になれるブログは本当に強いなぁ
かなわない







花見しつつ雪見酒は出来なかった代わりに

15548926320.jpeg

暖房ガンガンで苺パフェを喰ってやったぜ








15548926100.jpeg

恐怖の構造を読みながら




夢さんの切り取る角度はたいてい秀逸








姐さんとメールしていたら読書傾向が被っていることが判明
「リカってどんだけ臭いんだよ?って思ってたわー」
「SROの房子もたいがいよね」とおっしゃるので
じゃあ藤堂比奈子も好きでしょ?と聞いたら
まだ読んでないというので

15548926930.jpeg

我が家の詰まり過ぎて開かない「暗黒押し入れ」からサルベージ
最近手あたり次第捨ててるので、残っていたのはこんな歯抜け状態
既刊分は12タイトルだが、ここにあったのは6タイトル
ま、シリーズ半分あったので良しとしよう





15548927110.jpeg

実話系もお好きなようなので職人・福澤徹三








15548927290.jpeg

これらもオマケという名の押し付け







15548927460.jpeg

暗黒レター付きで送り付けた
「次会う時に持っていきますわ」なんて言ってたが
これだけの量持って歩きたくない&持たせたくない
押入れの中の夥しい文庫&漫画をどうにかしたい








15548927620.jpeg

でもこれは押し付けで無く



私が痺れた100の本 12の「儚い羊たちの祝宴」




内容(「BOOK」データベースより)
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。
夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。
翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。
優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。
甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、
最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。



以下が読書メーターでの私の感想

素晴らしいの一言 夢野の「少女地獄」をどことなく思い起こしました
5編の物語ですが上流階級の子女やその関係者の 一人称で語られるお話は
美しくも禍々しいガラス細工のような 輝きをはなっております
職業でもこのぐらい書けると気持ちいいんだろうな


文字数制限あるからさ、あっさりしてるけど要はこんな感じ
一話ごとの弱さを指摘するレビューもあるが
これは連作であって、それは全て出揃ってからの全体像を評価すべきという
原則が理解できていないから仕方なし
とにかく5編でのバランス、そこが肝
どれも佳作なのは間違いないが「玉野五十鈴の誉れ」
これが好きなんだよね

数年前本好きのブロ友の誕生日にプレゼントしてから
久しぶりにこの本を姐さんへ



はいはい、バナーを押すだけの簡単なお仕事ですよー

グルメランキング

ちょっと減ってきてるので、みんなで頑張ろうねっ!約束だよー。

にほんブログ村

牛肉とオクラのオイスター・ソースソテーと恐怖のストーカー


   こんばんは


 私の寝床、枕の位置から直線で10M程度の場所に
ペラペラしゃべるダイドーの自動販売機がありまして
それとは別にサントリーとコカ・コーラの自販も並んでいて
「お疲れ様」やら「温かいお飲み物は如何ですか?」やら五月蠅いのを我慢すれば
まあ、這ってでも買える距離だからね
二日酔いの強い味方だったわけなんだが
急にここ1週間ほどでサントリーとコカ・コーラが撤去されてしまいました
間違いなく10年近くあったのに、いきなり撤去
電気代考えると採算とれなくなったんだろうな
100円とかで売ってたしね、はぁ、なんか身につまされるわー








15533117060.jpeg

「サントリーが残ってほしかったニャー」

まったくねぇ、炭酸が無くなったのが痛い
ソーストのガスが切れた時の保険だったのにぃ








15533116800.jpeg

昨夜のつまみ
「牛肉とオクラのオイスター・ソースソテー」
オイスターソース味ってのは大抵どう作っても美味いという
神調味料だと思うわけ







私が痺れた100の本 11

15533117280.jpeg











妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で
「リカ」と名乗る女性と知り合う。しかし彼女は、恐るべき“怪物”だった。
長い黒髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングをするリカ。
その狂気に追いつめられた本間は、意を決し怪物と対決する。
単行本未発表の衝撃のエピローグがついた完全版。第2回ホラーサスペンス大賞受賞。





いやー、これは「100冊」に入れるか悩んだんだけど
でも間違いなく痺れに痺れたからね

わざわざ私が言うまでも無いけれど
この世の中で一番恐ろしい愛なり好意の形が「ストーカー行為」だと
思うんですよ
でもさ、誰しもその資質は持ってる気がするんだよね
私もあったもの、小学生のころとか
好きな子をなんとなくウザがらみしたり、目で追ったり
単純にそれこそが「好き」という気持ちの現れだと思うんだけど
じゃあそこからどうすればストーカーが育っていくかと言うと
好意がある相手に一方向で執着できるか?
拒否されても、嫌われても心が折れずに好意を押し付けられるか?
じゃないかと思うわけ

私は「危険な情事」ってトラウマ級で怖いんですよ
言語を同じとしていても、どれだけ言葉を尽くしても
どうやってもコミュニケーション取れない相手が
なり振りかまわず、持てる全てのパワーで自分の人生に踏み込んでくる
こういっちゃなんだけど、真性の狂人がさ
「お前を殺してやる!」っていってくるよりも
「お前を愛してる!」って迫ってくるほうが何倍も恐ろしいわけ
嫌悪感とおぞましさは怒りを上回るから


誰にでも起こりうる究極の「恐怖」を描いた作品
「危険な情事」+「座敷女」
そしてちょいと魍魎の匣エッセンス入り
荒唐無稽過ぎるって評価もあるが
実際リアルで似たような女に付き纏われてる身からすると
そんな言葉では安心できないおぞましさなんですよ

以前二時間ドラマでリカ役を浅野ゆう子が演じたの観た人いるかな?
もうハマり役過ぎて、それ以降脳内で必ず浅野ゆう子で変換されてます




そろそろボーナスタイムの貯金が無くなって定位置に落ち着きそうだが

グルメランキング

もう少し抗うので、ご協力ヨロ↑ ↓

にほんブログ村

海老とブロッコリーのカレー焼きそばと、陰謀論で読み解いてみよう


   こんにちは


 きっとここを見てくれている人の中で
「ふわっち」のリスナーさんはいても数人だと思うんですけどね
聞いている方なら分かると思うんだけど、最近のドタバタは面白かったね
いや、素人生放送サイトが2月はデカい賞金かけてランキングを競わせてたんだけどね
あと一日で1位200万獲得寸前に「びーちくポロリ」で剥奪されたり
生放送中に救急車呼んじゃって剥奪されたり
欲と金でぐっちゃぐちゃの罵り合い
一人一人はたいして面白くないのに、そいつらが絡むと化学変化が起きるのか
クッソ面白くなる、WWEの名を出すのは流石におこがましいが
プロレスのアングルに通じる馬鹿面白さ
これが盛り上がっていてくれたので、2月の深夜は退屈しないですみました








カレー味のものが食べたくなって
でもカレーライスじゃないし、饂飩じゃ無いし

15514952010.jpeg

カレー焼きそば
太麺もっちもち







私が痺れた100の本 その10

15514951650.jpeg


八甲田山市の彷徨



日本陸軍史に残るというより、世界の雪山遭難事故でも類を見ない
日露戦争直前におけるロシアを見据えた雪中行軍の演習という名の人体実験
210名中199人の死者を出し、生き残ったものもほぼ全員が凍傷で手を、足を失い
四肢損壊も多数、要は本物の地獄の行進なんですよ



「天はわれ等を見放した」



このセリフで有名な映画「八甲田山」



もうこれも何度観たか分からないほど好きなんですけどね


で、これが読メでの私の感想↓

まるで吉村昭の作品を読んだかのような読後感、
悲劇という言葉があまりにも軽々しい壮絶な死への道行。
ヤクザと軍人はよく似ていてその世界に身を置くならば 絶対に上を目指さないと
中途半端な出世じゃ何時でも捨て駒になってしまうんだろうなぁ、
ああそう言えば映画じゃ徳島大尉が高倉健で山田少佐が三國連太郎だったはず、渋いなぁ、
ハマってそうだな観てみるか等々、頭の中を駆け巡る読書体験でございました、
間違いなく名作で日本人ならば知っておくべき歴史の1ページだと思います、お有難う存じます。



この本や映画に触れると、多分大なり小なりこんな感想になると思うのです
平民出の青森第5連隊の神田と、弘前第31連隊の士族出身の徳島の
その生まれの差による上官への距離感からの天と地ほどの結果の違いとか

文学としても史実としても、桁違い圧倒的な苛烈な物語
読まずに死ねるか!な一冊なので、まずは読んでみてくれ




で、それを読んで消化した後の知的冒険も待っております
デコが可愛い居島一平のガラパゴスイッチから











春日太一の『陰謀史で読み解く八甲田山』
これを聞いてから、もう一度トレースすると
同じ悲劇の色合いがかなり変わってくるし
陰謀論と聞けば、荒唐無稽な感は切り離せないんだけど
この説はね、妙に説得力あるんだよね
興味深いので是非



明日は高速使って県外にお出掛けです

グルメランキング

天気よければ良いんだけど、どうやら曇りっぽいんだよね

にほんブログ村

漬け丼横メルカトル


   おはようございます


 今朝も寒いですね
6時に猟に出かける彼に朝ご飯を作り
今日も仕事だからね、二度寝でもするかと思ったけれど
完全に目覚めてしまったので、これを書いています







15478006910.jpeg

相方の朝ご飯の「漬け丼」
朝から・・・・、とお思いでしょうが
寒いわ、危険だわの長丁場だからね
がっつり腹持ち出来るものを喰わせています
もう鳥類の猟期もひと月切ったからね、追い込みですわ

つーか「猟期」って打つと「猟奇」が真っ先に変換される・・・orz




私が痺れた100の本 その9


15478006730.jpeg

「独白するユニバーサル横メルカトル」 平山夢明





オカルトジャンキーな私ですが所謂「実話系怪談」って奴には食指が動きません
T書房とかで大量に出てるじゃ無いですか、アレ系
前にも書いた気がするのだが、ネットを彷徨えばそれこそ山の様に落ちてるし
活字じゃなくても怖い話凸の生配信とか、金出さないでも溢れているわけで
数ページの体験談集を読むのは、実はかったるくて
短編嫌いだしね

当時の私の中の平山夢明は実話系の人って印象しかなく
デルモンテ平山と彼が同じ人間だとずっと知らず



そんな中、本屋で見つけたこの一冊
取り敢えずカバーに惹きつけられジャケ買い
そして読み始めてぶっ飛んだ

こいつは真性で狂ってで、しかもクソ格好が良い
引き出しの多さは疑いようもない
美しいものも醜いものも、吐き気を催す劣悪な世界も
静謐、破壊的どちらでも表現できて、一体なんなのこの作家?すげぇな?と

怖い話を怖く書くのって当たり前じゃない
哀しい話を哀しく書くのも、同じ
だけどこいつは何を書かせても基本「格好が良い」わけですよ
例えば三津田信三、怖いよ、巧いよ
でも格好が良いって思うか?
殆どの代表作読んでるけど、そんなこと一度も思った事が無いし
そんな事を求めた事も無い



彼の書く世界は一切の容赦がない
子供も、老人も処女と少女と娼婦に淑女も
目を覆いたくなるような悪意や狂気
不条理な暴力に晒される
でも限りない優しさだったり、汚れなき魂も見え隠れしてて

特に一発KOされたのが「無垢の祈り」
脳内で細部まで映像化出来て、
「ああ、これショートムービーで観たいな」と思ってたら
やはり映像化されました
ラストシーンをね、坂本真一に一枚の絵で書いてもらいたい
もしくは会田誠に書かせたい



m21508771273_1.jpg




人たらしだが、根はチンピラなんだと思うのよ、平山自身が
いや、参ったなタイプ過ぎる

amazonのレビューは両極端だけどね
この一冊は日本の現代文学の偏差値を底上げした
傑作だと思っております



夢さんはもう一冊、あのビッグタイトルが残ってるんだけどね

グルメランキング

その50くらいになったらUPしますわ

にほんブログ村

飢えと鮑とOUTについて


   おはようございます


 日、月の連休になるかと思いきや
私の職場は急遽営業、相方の店も予約が入り
安定の明日日曜だけが休みとなったわけですよ
最初は「月曜はワカサギ行くかーーー!」と言ってたんだけどね
実は内心ホッとしてたりもするんだわ
諏訪湖大好きだけど、寒いんだもん

ちなみにたまにここに登場する私の「ゲイ先輩」
私と同じか、それよりちょい上レベルのはるちゃんの親友だけどさ
このパイセンも諏訪湖LOVEが半端なくて
毎週電車で通っては湖畔一周走るのがお約束
湖上祭のナイアガラ見るために一年生きてると、言って憚らない
なんだろうね?この諏訪湖の引き寄せパワーは
ま、きっとパイセンは湖衣姫の生まれ変わりなんだろうと思ってるんだけどね








仕事帰りに寄ると、丁度赤札時間になるデパ地下に行ってきました
総菜コーナーはさ、主婦やら、開店前のマダムに単身赴任のおっさんで
黒山の人だかりなんですよ
しかし鮮魚コーナーは穴場、みんな総菜半額タイム待ちだからね
結構なお宝が眠ってるのだが




15472441530.jpeg

昨日はコレ、鮑様のお造りが半額
しかも相方は帳簿整理で泊まり込み、ウヘヘ
コリッコリですなー






15472441760.jpeg

肝は実山椒醤油にて
正月の残りの山廃と
堪らん、この大人感






久しぶりの「私が痺れた100の本 その8」

15472441970.jpeg

OUT 桐野夏生




平凡な主婦が犯したおぞましい罪。それは殺人者が17年前に封印した悪夢を解き放った。誰も気がつかないうちに。
たった今、新しい犯罪小説(クライム・ノベル)が誕生した!
意表をつく展開、感動の結末!

雅子、43歳、主婦。弁当工場の夜勤パート。彼女は、なぜパート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てたのか?
自由への出口か、破滅への扉か? 四人の女たちが突っ走る荒涼たる魂の遍路。


次に何を取り上げようかと悩んでいたところ
ネッ友で読書家のkさんがご自身のブログにこれを上げていたので
乗っかってみました

小説のみならずドラマ化、映画化と映像作品でも認知度を増やしたし
国内だけでなく、海外でも評価が高いのでご存知の方が多いと思うのですが
これにも当時とんでもない影響を受けました



物語最後近くの「あんたが死んだら自分が死んだと同じだから」
「そんな哀しい思いで生きていくなんてできない」
この台詞を読んでもの凄く腹落ちしたんですよ、私は
「柔らかい頬」と同じで予定された場所へ導くこともなく、読み手を置き去りにするのが
桐野文学の常ですが、実はこのセリフこそがOUTという世界での「解」なのでは無いかと?

心の中の闇というより、心の中に何もないただただ真っ暗な底無し沼を抱え
金もぬくもりもその孤独を埋めることは出来ずに、飢えて手負いの獣のように流離い
誰をも受け入れず、誰にも負けず、だが全てに負けて

そんなそっくりな二人が出会えた奇跡によって、一人は旅を終え
そして一人は旅を始める
それが心の中の漆黒の沼からのOUT
変わらぬ孤独と、初めて掴んだ他者への「愛おしさ」を抱いて抜け出す

まるでヒースクリフとキャシーの様に、互いには互いしか居ない
そこまでの相手と出会ったことある?

過激なサスペンスとして読むのも良いが
私の中では「究極の恋愛」ものだったりするわけですよ



佐竹の「もっと近くに、もっともっと、まだ足りない」って交わりへの狂いと飢餓感が

グルメランキング

自分の中にもずっとある行き場の無い「寂しさ」と共鳴するんだわ

にほんブログ村

このカテゴリーに該当する記事はありません。