FC2ブログ

あんた、すげぇな・・・

又はわたしすごい

破船と和光のヒレカツから読み解く貧困、そして飽食への移行・私が痺れた100の本 14


   おはようございます


 珍しい挨拶から始めます
今は朝6時、丁度狩人が出かけたところです
いやー、寒いねぇ、外は-1°らしい
これも北にお住まいの方からすれば、笑っちゃうような気温なんだよね
ほんと、スマン
軟弱で









昨日の夜は料理をする気もおきず
かと言って一人外食はヘタレゆえに軽食すら無理なので

15750622330.jpeg

和光にて「ひれ海老弁当」を買ってしまった
ここんちのぺろんと白米にのった昆布が好き
このご飯に直載せってのが重要

朝ご飯の時にたらことかさ
大量に食べるわけじゃないものを、ご飯の上に一切れ、二切れのせて
相方に出すと「わーい、赤ご飯だー!」と喜ぶ
赤ご飯?と斬新なその響きに、そっかー、たらこがのってれば赤ご飯って呼ぶのか?と

私は生まれが此処じゃないからね
もう人生半分以上この土地にいるので、方言含め完璧なネイティブ風だが
1㎜のルーツも無いので、知らない事多いんだけど
赤ご飯なんて聞いたことないなーと思っていたら
どうやら相方のオリジナルで、しかもたらこで無くとも赤いものなら
全て赤ご飯だと気づいたのは最近

明太子でも筋子でも「赤ご飯」
そのうち赤いウィンナーでも載せて出してみようと思う
きっと「わーい!赤ご飯だー!」って言うだろう











半年ぶりくらいに破船を読んだ、
章によっては丸暗記するほど、読みこんだ「私が痺れた100の本」の一冊

15750378210.jpeg


思うに吉村昭は神なのだ






100冊の中に吉村昭が生涯で書いた本
全ていれても良いんじゃないかと、思ってみたりもする
そうするといつも口だけで完結出来ない企画ものも
かなり出口が近づくし


で、一般的に吉村文学と言えば三毛別獣害事件を一流の研ぎ澄まされた筆致で
綴った「羆嵐」が有名で、読んだことは無くとも
タイトルは知っているという方も多いかと思うのですが
私の中の吉村最高峰はこの「破船」
吉村最高峰というか、全時代の日本人が書いた小説の中で
間違いなく3本指に入ります

現代人が想像を出来る域を、大きく超えた貧困の中で
地を這うように生きる人々
そこに訪れる二艘の船
最初の船には命、そして次の船に乗っていたものは?


徹底して感情の吐露を封じ込めた記述スタイル
色の存在を読み手に与えず排除しておいて
終盤にかけて、ただ一色「朱」が物語の中で圧倒的な存在感を放つさまは
初期の黒澤作品風に脳内再生してみると
鳥肌モノの圧巻の光景で、恐ろしさや愚かしさ、生きることの業、悲しみ
反転した美しさ
ただただ完璧な小説なのですよ

フィクションとなってはいるし、これを読んだ多くの人の
残酷な寓話のようなレビューが多く見受けられますが
ほんの数百年前の日本という国は、こんな光景至る所にあったわけで
貧しさなんて言葉、無かったんではないかと思うのですよ
豊かさなど無かったからね、貧しいという概念すら
今とはまるで違うものであったのは疑いようもないわけで



それについては、そのうち「100冊」に必ず入れる
平凡社ライブラリーの「日本残酷物語1」にて書こうかと思っております




私が学生なら、これをテーマに卒論書くわ

グルメランキング
 
どれだけでも膨らますことが出来、かつダイナミックなサービス問題だからね

にほんブログ村

激レアなアレのスープと夜と霧


   こんにちは


 忌々しくも寝ている間に小指を蚊に刺され
4時から目覚めてしまい、早朝トレッキングなど吹き飛んだ日曜
いや、4時から登るって選択肢もあるにはあるが
薄暗いうちに機嫌が悪いイノシシとかと出会いたくないじゃない
時間ずらすにも6時には相方起こさないといけないし
で、昼までグダグダしてました、非生産的極まれり



山でイノシシって言えばさ
この前ワラビ採りにいったとき3m先あたりの藪でガサガサと音が鳴り
身構えてたら雌鹿が飛び出てきた、多分寝てたんだと思う
ここに山の中の野生の鹿、見た事があるひと何人いるか?分からないけど
感動するんですよ、その光景は
今回は雌だったけど、角が幾つも分かれた大人の雄鹿とかと行き会うと
その神性な姿に時間が止まる
そして自分がいかに招かれざる異分子かを痛感する
山は人間の領域じゃないんだわ
見せてあげたいなー、君に。









この前命懸けで採って来た

15571271690.jpeg

岩茸先生








15576285270.jpeg

水に浸けておくとこんな風に緑になるのです
で、この緑が白くなるまで米を研ぐ要領で洗う
これがクソ面倒くさい
命懸けで採ってきて、その先は超手間がかかるという・・・・









15576285450.jpeg

酢の物や天婦羅あたりが高級割烹の定番だが
今回は中華風スープに
ペラペラのきくらげみたいな感じ








15576285030.jpeg

それと餃子がこの日の晩御飯

ここだけの話、岩茸はその労力に価格は釣り合うかもしれないが
その価格に味は釣り合わない
つーか、味なんてないからな
高級漢方薬とかに入っているのが正解だわ
慢性気管支炎に有効らしいからね








久しぶりに 私が痺れた100の本 13

15576288160.jpeg

夜と霧・新訳





ざっくりと自分の中のBEST100をピッアップするとして
この手のキラータイトルをどこで入れていくか、悩むんですよ
これ系統ばかり先に纏めると、硬すぎて遊びを挟めないし
後に残すと前半が軽すぎて、本読みから足元見られそうだし

だから10冊区切りで同じ程度のラインナップにしてバランスとりたいと
思っていて、これは「文句のつけようがない名作」って位置づけかな

ブログでも何度か書いていますが、生きる上で重要な感覚
誰にでもある苦難や苦境の只中で、自己をどこにおくのか?
自分自身を徹底的に俯瞰で眺め、大きな物語の中の個として捉え
しかし人間性を失わずに生きる事
決して善と悪のみという安直な二元論に身をゆだねない事




人間らしい善意はだれにでもあり、
全体として断罪される可能性の高い集団にも善意の人はいる
境界線は集団を超えて引かれるのだ


どんな環境や集団に身を置いていても、人間とは己の信念に基づき起立し続ける重要さ


数時間で読めるけれど、読んだあときっと死ぬまで
生きることの支えになってくれる宝物のような一冊です
特に今の時代だからこそ、頭に入れておいたほうがいい思考かと

ま、私の他の本は過分に嗜好に偏ってるけれど
これに関しては別枠だからね
読まずに死ねるか!だし、今現在がキツイ人にこそ読んでもらいたいわ

追記 14:05
今夜の情熱大陸みようぜ


タイトルも内容も重くて硬質な印象だけど、読んだ後は心が洗われる

グルメランキング

世の中にはすげぇ書物が沢山あって、時間は少ない。

にほんブログ村

雪見酒も花見も出来ないので苺パフェ作るぞ


   おはようございます


 いやー、昨日はとんでもない天気でしたね
ミゾレかよ、やばっ!と思ってたらあっという間に雪
これが日本庭園付きのイケてる家に住んでりゃ
湯豆腐でもつつきながら、桜を愛でつつ雪見酒というだな
贅沢ここに極めり、つー貴重な朝酒を楽しめるのに
襤褸家住いのしがない社畜は隙間風をののしりつつ
出勤の支度をしましたわ




最近の悩みはだな
君等にはどうでもいいことあろうけど「タイトル」
このブログ記事のタイトル次第で閲覧が全然違うんですよ
ま、その興味がある人間が集まってるんだから当たり前なんだけど
ランキング上位者の記事タイトル見てみ
まあまず9割以上は料理名がタイトルに入っているから

それは分かっているんだが
それで決め打ちするのも嫌でさ
これ言ったら身も蓋も無いけれど、料理や酒の話ばかり書きたいわけじゃないのです
私以外の人もそうなんだと思うんだけどね
どうしてもそこをゲートにして人集めてるからさ
ちょっとしっくりこなくても料理や酒をタイトルに使ってしまう
ジレンマですわ
そんなことしなくても安定上位になれるブログは本当に強いなぁ
かなわない







花見しつつ雪見酒は出来なかった代わりに

15548926320.jpeg

暖房ガンガンで苺パフェを喰ってやったぜ








15548926100.jpeg

恐怖の構造を読みながら




夢さんの切り取る角度はたいてい秀逸








姐さんとメールしていたら読書傾向が被っていることが判明
「リカってどんだけ臭いんだよ?って思ってたわー」
「SROの房子もたいがいよね」とおっしゃるので
じゃあ藤堂比奈子も好きでしょ?と聞いたら
まだ読んでないというので

15548926930.jpeg

我が家の詰まり過ぎて開かない「暗黒押し入れ」からサルベージ
最近手あたり次第捨ててるので、残っていたのはこんな歯抜け状態
既刊分は12タイトルだが、ここにあったのは6タイトル
ま、シリーズ半分あったので良しとしよう





15548927110.jpeg

実話系もお好きなようなので職人・福澤徹三








15548927290.jpeg

これらもオマケという名の押し付け







15548927460.jpeg

暗黒レター付きで送り付けた
「次会う時に持っていきますわ」なんて言ってたが
これだけの量持って歩きたくない&持たせたくない
押入れの中の夥しい文庫&漫画をどうにかしたい








15548927620.jpeg

でもこれは押し付けで無く



私が痺れた100の本 12の「儚い羊たちの祝宴」




内容(「BOOK」データベースより)
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。
夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。
翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。
優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。
甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、
最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。



以下が読書メーターでの私の感想

素晴らしいの一言 夢野の「少女地獄」をどことなく思い起こしました
5編の物語ですが上流階級の子女やその関係者の 一人称で語られるお話は
美しくも禍々しいガラス細工のような 輝きをはなっております
職業でもこのぐらい書けると気持ちいいんだろうな


文字数制限あるからさ、あっさりしてるけど要はこんな感じ
一話ごとの弱さを指摘するレビューもあるが
これは連作であって、それは全て出揃ってからの全体像を評価すべきという
原則が理解できていないから仕方なし
とにかく5編でのバランス、そこが肝
どれも佳作なのは間違いないが「玉野五十鈴の誉れ」
これが好きなんだよね

数年前本好きのブロ友の誕生日にプレゼントしてから
久しぶりにこの本を姐さんへ



はいはい、バナーを押すだけの簡単なお仕事ですよー

グルメランキング

ちょっと減ってきてるので、みんなで頑張ろうねっ!約束だよー。

にほんブログ村

牛肉とオクラのオイスター・ソースソテーと恐怖のストーカー


   こんばんは


 私の寝床、枕の位置から直線で10M程度の場所に
ペラペラしゃべるダイドーの自動販売機がありまして
それとは別にサントリーとコカ・コーラの自販も並んでいて
「お疲れ様」やら「温かいお飲み物は如何ですか?」やら五月蠅いのを我慢すれば
まあ、這ってでも買える距離だからね
二日酔いの強い味方だったわけなんだが
急にここ1週間ほどでサントリーとコカ・コーラが撤去されてしまいました
間違いなく10年近くあったのに、いきなり撤去
電気代考えると採算とれなくなったんだろうな
100円とかで売ってたしね、はぁ、なんか身につまされるわー








15533117060.jpeg

「サントリーが残ってほしかったニャー」

まったくねぇ、炭酸が無くなったのが痛い
ソーストのガスが切れた時の保険だったのにぃ








15533116800.jpeg

昨夜のつまみ
「牛肉とオクラのオイスター・ソースソテー」
オイスターソース味ってのは大抵どう作っても美味いという
神調味料だと思うわけ







私が痺れた100の本 11

15533117280.jpeg











妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で
「リカ」と名乗る女性と知り合う。しかし彼女は、恐るべき“怪物”だった。
長い黒髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングをするリカ。
その狂気に追いつめられた本間は、意を決し怪物と対決する。
単行本未発表の衝撃のエピローグがついた完全版。第2回ホラーサスペンス大賞受賞。





いやー、これは「100冊」に入れるか悩んだんだけど
でも間違いなく痺れに痺れたからね

わざわざ私が言うまでも無いけれど
この世の中で一番恐ろしい愛なり好意の形が「ストーカー行為」だと
思うんですよ
でもさ、誰しもその資質は持ってる気がするんだよね
私もあったもの、小学生のころとか
好きな子をなんとなくウザがらみしたり、目で追ったり
単純にそれこそが「好き」という気持ちの現れだと思うんだけど
じゃあそこからどうすればストーカーが育っていくかと言うと
好意がある相手に一方向で執着できるか?
拒否されても、嫌われても心が折れずに好意を押し付けられるか?
じゃないかと思うわけ

私は「危険な情事」ってトラウマ級で怖いんですよ
言語を同じとしていても、どれだけ言葉を尽くしても
どうやってもコミュニケーション取れない相手が
なり振りかまわず、持てる全てのパワーで自分の人生に踏み込んでくる
こういっちゃなんだけど、真性の狂人がさ
「お前を殺してやる!」っていってくるよりも
「お前を愛してる!」って迫ってくるほうが何倍も恐ろしいわけ
嫌悪感とおぞましさは怒りを上回るから


誰にでも起こりうる究極の「恐怖」を描いた作品
「危険な情事」+「座敷女」
そしてちょいと魍魎の匣エッセンス入り
荒唐無稽過ぎるって評価もあるが
実際リアルで似たような女に付き纏われてる身からすると
そんな言葉では安心できないおぞましさなんですよ

以前二時間ドラマでリカ役を浅野ゆう子が演じたの観た人いるかな?
もうハマり役過ぎて、それ以降脳内で必ず浅野ゆう子で変換されてます




そろそろボーナスタイムの貯金が無くなって定位置に落ち着きそうだが

グルメランキング

もう少し抗うので、ご協力ヨロ↑ ↓

にほんブログ村

海老とブロッコリーのカレー焼きそばと、陰謀論で読み解いてみよう


   こんにちは


 きっとここを見てくれている人の中で
「ふわっち」のリスナーさんはいても数人だと思うんですけどね
聞いている方なら分かると思うんだけど、最近のドタバタは面白かったね
いや、素人生放送サイトが2月はデカい賞金かけてランキングを競わせてたんだけどね
あと一日で1位200万獲得寸前に「びーちくポロリ」で剥奪されたり
生放送中に救急車呼んじゃって剥奪されたり
欲と金でぐっちゃぐちゃの罵り合い
一人一人はたいして面白くないのに、そいつらが絡むと化学変化が起きるのか
クッソ面白くなる、WWEの名を出すのは流石におこがましいが
プロレスのアングルに通じる馬鹿面白さ
これが盛り上がっていてくれたので、2月の深夜は退屈しないですみました








カレー味のものが食べたくなって
でもカレーライスじゃないし、饂飩じゃ無いし

15514952010.jpeg

カレー焼きそば
太麺もっちもち







私が痺れた100の本 その10

15514951650.jpeg


八甲田山市の彷徨



日本陸軍史に残るというより、世界の雪山遭難事故でも類を見ない
日露戦争直前におけるロシアを見据えた雪中行軍の演習という名の人体実験
210名中199人の死者を出し、生き残ったものもほぼ全員が凍傷で手を、足を失い
四肢損壊も多数、要は本物の地獄の行進なんですよ



「天はわれ等を見放した」



このセリフで有名な映画「八甲田山」



もうこれも何度観たか分からないほど好きなんですけどね


で、これが読メでの私の感想↓

まるで吉村昭の作品を読んだかのような読後感、
悲劇という言葉があまりにも軽々しい壮絶な死への道行。
ヤクザと軍人はよく似ていてその世界に身を置くならば 絶対に上を目指さないと
中途半端な出世じゃ何時でも捨て駒になってしまうんだろうなぁ、
ああそう言えば映画じゃ徳島大尉が高倉健で山田少佐が三國連太郎だったはず、渋いなぁ、
ハマってそうだな観てみるか等々、頭の中を駆け巡る読書体験でございました、
間違いなく名作で日本人ならば知っておくべき歴史の1ページだと思います、お有難う存じます。



この本や映画に触れると、多分大なり小なりこんな感想になると思うのです
平民出の青森第5連隊の神田と、弘前第31連隊の士族出身の徳島の
その生まれの差による上官への距離感からの天と地ほどの結果の違いとか

文学としても史実としても、桁違い圧倒的な苛烈な物語
読まずに死ねるか!な一冊なので、まずは読んでみてくれ




で、それを読んで消化した後の知的冒険も待っております
デコが可愛い居島一平のガラパゴスイッチから











春日太一の『陰謀史で読み解く八甲田山』
これを聞いてから、もう一度トレースすると
同じ悲劇の色合いがかなり変わってくるし
陰謀論と聞けば、荒唐無稽な感は切り離せないんだけど
この説はね、妙に説得力あるんだよね
興味深いので是非



明日は高速使って県外にお出掛けです

グルメランキング

天気よければ良いんだけど、どうやら曇りっぽいんだよね

にほんブログ村

漬け丼横メルカトル


   おはようございます


 今朝も寒いですね
6時に猟に出かける彼に朝ご飯を作り
今日も仕事だからね、二度寝でもするかと思ったけれど
完全に目覚めてしまったので、これを書いています







15478006910.jpeg

相方の朝ご飯の「漬け丼」
朝から・・・・、とお思いでしょうが
寒いわ、危険だわの長丁場だからね
がっつり腹持ち出来るものを喰わせています
もう鳥類の猟期もひと月切ったからね、追い込みですわ

つーか「猟期」って打つと「猟奇」が真っ先に変換される・・・orz




私が痺れた100の本 その9


15478006730.jpeg

「独白するユニバーサル横メルカトル」 平山夢明





オカルトジャンキーな私ですが所謂「実話系怪談」って奴には食指が動きません
T書房とかで大量に出てるじゃ無いですか、アレ系
前にも書いた気がするのだが、ネットを彷徨えばそれこそ山の様に落ちてるし
活字じゃなくても怖い話凸の生配信とか、金出さないでも溢れているわけで
数ページの体験談集を読むのは、実はかったるくて
短編嫌いだしね

当時の私の中の平山夢明は実話系の人って印象しかなく
デルモンテ平山と彼が同じ人間だとずっと知らず



そんな中、本屋で見つけたこの一冊
取り敢えずカバーに惹きつけられジャケ買い
そして読み始めてぶっ飛んだ

こいつは真性で狂ってで、しかもクソ格好が良い
引き出しの多さは疑いようもない
美しいものも醜いものも、吐き気を催す劣悪な世界も
静謐、破壊的どちらでも表現できて、一体なんなのこの作家?すげぇな?と

怖い話を怖く書くのって当たり前じゃない
哀しい話を哀しく書くのも、同じ
だけどこいつは何を書かせても基本「格好が良い」わけですよ
例えば三津田信三、怖いよ、巧いよ
でも格好が良いって思うか?
殆どの代表作読んでるけど、そんなこと一度も思った事が無いし
そんな事を求めた事も無い



彼の書く世界は一切の容赦がない
子供も、老人も処女と少女と娼婦に淑女も
目を覆いたくなるような悪意や狂気
不条理な暴力に晒される
でも限りない優しさだったり、汚れなき魂も見え隠れしてて

特に一発KOされたのが「無垢の祈り」
脳内で細部まで映像化出来て、
「ああ、これショートムービーで観たいな」と思ってたら
やはり映像化されました
ラストシーンをね、坂本真一に一枚の絵で書いてもらいたい
もしくは会田誠に書かせたい



m21508771273_1.jpg




人たらしだが、根はチンピラなんだと思うのよ、平山自身が
いや、参ったなタイプ過ぎる

amazonのレビューは両極端だけどね
この一冊は日本の現代文学の偏差値を底上げした
傑作だと思っております



夢さんはもう一冊、あのビッグタイトルが残ってるんだけどね

グルメランキング

その50くらいになったらUPしますわ

にほんブログ村

飢えと鮑とOUTについて


   おはようございます


 日、月の連休になるかと思いきや
私の職場は急遽営業、相方の店も予約が入り
安定の明日日曜だけが休みとなったわけですよ
最初は「月曜はワカサギ行くかーーー!」と言ってたんだけどね
実は内心ホッとしてたりもするんだわ
諏訪湖大好きだけど、寒いんだもん

ちなみにたまにここに登場する私の「ゲイ先輩」
私と同じか、それよりちょい上レベルのはるちゃんの親友だけどさ
このパイセンも諏訪湖LOVEが半端なくて
毎週電車で通っては湖畔一周走るのがお約束
湖上祭のナイアガラ見るために一年生きてると、言って憚らない
なんだろうね?この諏訪湖の引き寄せパワーは
ま、きっとパイセンは湖衣姫の生まれ変わりなんだろうと思ってるんだけどね








仕事帰りに寄ると、丁度赤札時間になるデパ地下に行ってきました
総菜コーナーはさ、主婦やら、開店前のマダムに単身赴任のおっさんで
黒山の人だかりなんですよ
しかし鮮魚コーナーは穴場、みんな総菜半額タイム待ちだからね
結構なお宝が眠ってるのだが




15472441530.jpeg

昨日はコレ、鮑様のお造りが半額
しかも相方は帳簿整理で泊まり込み、ウヘヘ
コリッコリですなー






15472441760.jpeg

肝は実山椒醤油にて
正月の残りの山廃と
堪らん、この大人感






久しぶりの「私が痺れた100の本 その8」

15472441970.jpeg

OUT 桐野夏生




平凡な主婦が犯したおぞましい罪。それは殺人者が17年前に封印した悪夢を解き放った。誰も気がつかないうちに。
たった今、新しい犯罪小説(クライム・ノベル)が誕生した!
意表をつく展開、感動の結末!

雅子、43歳、主婦。弁当工場の夜勤パート。彼女は、なぜパート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てたのか?
自由への出口か、破滅への扉か? 四人の女たちが突っ走る荒涼たる魂の遍路。


次に何を取り上げようかと悩んでいたところ
ネッ友で読書家のkさんがご自身のブログにこれを上げていたので
乗っかってみました

小説のみならずドラマ化、映画化と映像作品でも認知度を増やしたし
国内だけでなく、海外でも評価が高いのでご存知の方が多いと思うのですが
これにも当時とんでもない影響を受けました



物語最後近くの「あんたが死んだら自分が死んだと同じだから」
「そんな哀しい思いで生きていくなんてできない」
この台詞を読んでもの凄く腹落ちしたんですよ、私は
「柔らかい頬」と同じで予定された場所へ導くこともなく、読み手を置き去りにするのが
桐野文学の常ですが、実はこのセリフこそがOUTという世界での「解」なのでは無いかと?

心の中の闇というより、心の中に何もないただただ真っ暗な底無し沼を抱え
金もぬくもりもその孤独を埋めることは出来ずに、飢えて手負いの獣のように流離い
誰をも受け入れず、誰にも負けず、だが全てに負けて

そんなそっくりな二人が出会えた奇跡によって、一人は旅を終え
そして一人は旅を始める
それが心の中の漆黒の沼からのOUT
変わらぬ孤独と、初めて掴んだ他者への「愛おしさ」を抱いて抜け出す

まるでヒースクリフとキャシーの様に、互いには互いしか居ない
そこまでの相手と出会ったことある?

過激なサスペンスとして読むのも良いが
私の中では「究極の恋愛」ものだったりするわけですよ



佐竹の「もっと近くに、もっともっと、まだ足りない」って交わりへの狂いと飢餓感が

グルメランキング

自分の中にもずっとある行き場の無い「寂しさ」と共鳴するんだわ

にほんブログ村

笑うな‼


   おはようございます


 ランキングに参加させて頂いていて
私の中の主戦場は「人気ブログランキング」の方なのですが
ブログ村もさ、勿論気にしてみてるわけです
で、そっちは「酒」にエントリーしてるわけですが
食関連じゃさ、うーんと広く言うと「食べ物マンセー」ブログばかり

だが面白いのは、酒になると「酒呑み」と「酒を飲まない」ブログが混在してる
アルコール依存症が酒を断つための記録であったり
酒を止めるための有益な情報だったり
それはね、大変な己との戦いだと思うのです
なんであれ、戦っている人には敬意を払うべきだと私は思っているし
出来る限りの応援もしたい

で、飲む人間と、断ちたい人間が互いの考えや状況を知ることは
互いにとって悪いことではないと思うわけです
その点で同じ所でカテゴライズされている事にも文句はない

だけどね、自分が上手く付き合えなかったからといって
酒にヘイトを向けるのまではさ別にいいんだ、それぞれだから
だが酒飲みの人格否定は止めてくれ
それは、むかし付き合っていた彼女や彼への悪口と同じに聞こえるから


ましてや酒飲みは仕事の能力が低いなんて話は論外
自分の立ち位置の正当性を伝える手段として
逆サイドを蔑む論調はさ、幼稚なんですよ、とっても。





酒飲みってのはな、繊細なんだよ


酒税払ってそんな事言われたら悲しくなって、飲まずにいられないじゃないか!








15446612310.jpeg

世の中から愛するサバ缶(水煮)が消えて早一年
ここでいうサバ缶は100円前後の安いアレ
今やセブンの140円を有難がって買う始末






どんだけ健康に良かろうが、毎日250円のサバ缶喰うんじゃ
しっかりしたサプリ摂ったほうが環境にも優しかろう






15446574710.jpeg

「サバ缶が無いなら作ればいいんじゃないの?」









15446574920.jpeg

丸の鯖をぶった切って、煮酒と塩に薄口少々、圧力かけて50分








15446575140.jpeg

完成、休み前の市場に行けば信じられないような安値で投げ売りされてる鯖











15446574460.jpeg

あらやだ、超美味い
圧の時間も丁度良くて骨まで食べられます
もう少し脂が乗ってれば完璧

だが成分的にはどうなんだろうね?
新鮮な水煮には決してない化学変化がありそうだよね、缶詰には







私が痺れた100の本 その7

笑うな 筒井康隆

15445924330.jpeg








個人的にはそこそこの文化人だと思っていたラジオパーソナリティーが
「時をかける少女って、イメージとまるで違う爺さんが書いてるって知って驚いた」
と、のたまわっていて
瞬時に彼への評価が最低ランクに落ち切ったのを覚えております
この国で多少でも文学について語っていながら筒井康隆知らなかったとか
それもうどんな「文学音痴?」でして

酒を愛し、ジャズに造詣深くブラックユーモアを書かせれば並ぶものなく
指定図書レベルのジュブナイルも生み出し、スラップスティックの天才である
老いても戦い続ける偉大な知の巨匠ですわよ


SF苦手だが、筒井は別腹
短編嫌いだが筒井は別腹な私が一冊選ぶとしたら、やはり「笑うな」
これ読んだのは確か中一で、まるで幻燈のような様々な毒と笑いにのけぞった

特に「傷ついたのは誰の心」という一編が中学生には強烈で
きっと少しだけおかしくなっていったと思うんだよね、そこから
自分の土台の部分、色んな映画や文学、漫画に音楽で形成されたと思うのだが
初期の筒井の影響はかなり大きかったと思います
心の中の「虚無主義」と名がついた引き出しを開ければ、筒井康隆が詰まっている

レビュー読むと極端だけどね
合う引き出しを持ってないんだからしょうがないわな



100冊本、進まなくてすんません

グルメランキング


こんな駄文でも小説ネタだと時間がかかるので、ついつい後回しにしちゃうんだよね

にほんブログ村

真夜中に古時計が13の時を刻んだら


   こんにちは


 この時期にしては気温が高い日が続いて来ましたが
いよいよそれも終わりでしょうか?
メダカの活性も極端に悪くなり、いつ餌を絶たせて寝かせるか
毎日鉢を見ながら、悩んでいます
冬用ベットの「柿の葉」も用意したんだけどね
次の春にどれだけ元気で目覚めてくれるのか?
たかがメダカ、されどメダカ
ハラハラしますな






昨夜は休肝日
そうは言っても習慣で飲みたくなるんだけどね
そんな時は氷水かキンキンの炭酸水
これを飲むと飲酒欲求が極端に減ります

だけど困るのは調理でさ
台所に立つことと、飲むことがワンセットだから始末が悪い
なんだろうね?一杯引っ掛けつつ料理するってのが
長年の習慣なんだよね、あ、勿論夜限定だけどね





だから昨日はだな

15427254790.jpeg


和幸でヒレ海老弁当を買ってしまった
なんという贅沢

嫌いって人も何人か知っているけど、私は和幸の衣の味が好き
後は何故か嫌いなはずの昆布もここのは許せる

そして

15427636920.jpeg

とんかつより好きなのが↑この和幸柚子ドレッシング
数多ある「和風ドレッシング」の中で唯一買うのがコレ
全ての調味料が程よく収まっている神配合

普通は酒抜くと痩せるはずなんだが
私の場合は太る、どうすりゃいいのでしょうか?







最近キャリーの母親みたいなの相手に時間を掛けすぎてて
なんか忘れてるな、と思ったら、そうかそうだ
本ネタ忘れてました
ヤバイ、ヤバイ
また頓挫するとこだった、10冊もいかずにお蔵入りは流石にひどい


私が痺れた100の本 その6

15427254260.jpeg



トムは真夜中の庭で



内容紹介 Amazonより

紹介
友だちもなく退屈していたトムは、真夜中に古時計が13も時を打つのを聞き、
ヴィクトリア時代の庭園に誘いだされて、ふしぎな少女と友だちになります。
歴史と幻想を巧みに織りまぜた傑作ファンタジー。



私はこの本を子供向けだと思ったことはないし
それはこの作品を読んだことがある殆どの読者が
感じることであるとは思うのです
だが「子供向け」だと定義すると、これを上回る上質ファンタジーは他に無いのではないかと

時代も世代も時間をも超える、温かく切なく美しい「何か」

先にネタばらしするとですね、私はこの後の94冊の中に必ず「秘密の花園」を
入れます
最初この100冊を選ぶって考えた時から、30冊程度は考えるまでもなく
ピックアップしたのですが、秘密の花園とトム庭は確定してました
共通するGarden、これが「モラトリアム期間」へのメタファーであり
子供たちだけの閉じた宇宙であり、いつか失くしてしまうけれど
失うことによって、より完璧に完成する永遠の楽園なのです

とても不思議なシチュエーションでありながらも、比較的淡々と物語は進み
たいていの本読みならば、最大の謎もすぐに解けるはず
でもそこで気を抜くと最後のたった数行で、大の大人がグズグズ泣いてしまうという・・・
そりゃあもう素晴らしい小説なので、貴方にも
そしてもし貴方にお子さんがいるならば、その子にも強力にお勧めします

(私がもし作家になれるほど能力があれば、トムとハティの性別逆Ver.を書いてみたい)



イギリス文学苦手と言いつつ、エゲレス文学だらけの不思議

グルメランキング

自分自身、いま初めて気が付いたわ
にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村

手打ち蕎麦パーティーと悪魔を憐れむ歌


   こんにちは


 実はこの数日間、相方と「炬燵」を買うか?否か?で
協議を重ねておりまして、家は狭いし物は多いし猫多頭飼いだし
炬燵を入れた先の未来に、明るい何も想像できないのですが
それでもさー、もう転んでしまいそうなのですよ、おこたライフに

炬燵入って鍋でもつつきながら飲みたいなー
眠くなったら、そのままごろんと猫と一緒にキャッキャウフフ
しかもおあつらえ向きに明日から楽天お買い物マラソン!
もうきっといっちゃうわな、はぁ、いいのか?それで








昨日はゲイ友というか、大先輩と言うか元上司のおうちで
手作りの蕎麦をいただく会

15412164460.jpeg

猫がお出迎え









15412164300.jpeg

というか、梃子でも動かないの図









15412164700.jpeg

天ぷら
しし唐・牛蒡・南瓜・海老・舞茸
だが、それよりこの木の器がめっさカッコいい
出てくる皿も全部木製
100均とかに売ってるそれなりな奴じゃ無くてさ
素晴らしい重厚感
これいいなぁー、欲しいなぁ
お高いんでしょ?そうよね?









15412165000.jpeg

真打・蕎麦
ちょっと、奥さん!美しいじゃ御座いませんか!
この人は何やらせても常人離れして器用なんだけどね
なんか年取ってパワーが益々増したような
人間こうありたいものですな








15412165170.jpeg

手作りスイーツ付き
女子力パねぇ

ナイアガラから作った泡とか、ブランデー、日本酒ちゃんぽんしながらも
11時には、これまた大先輩のお姉様とTAXI相乗りで帰りました
次は忘年会ですかね?
この面子の飲み会が一番面白いから大好き
去年の正月は、この家呑みにはるちゃんも居たんだけどね










私が痺れた100の本 その5

15412165370.jpeg




悪魔を憐れむ歌・蓮見圭一



(「BOOK」データベースより)
『水曜の朝、午前三時』の著者が描く戦後最悪の連続殺人事件。
「逆らう奴は全員、透明にしちまえばいいんだ」それがあの男の口癖だった。
その言葉通り、男は邪魔な人間を次々と殺し、死体を闇に葬り去った。
戦後もっとも凶悪な犯罪といわれた「愛犬家連続殺人事件」の全貌と、
主犯・関根元の恐るべき人間性を共犯者の視点で描いた凄絶なるノンフィクション・ノベル。



ある人にとって「悪魔を憐れむ歌」はストーンズだろうし
ある人にとってはデンゼル・ワシントン主演のホラーかもしれない
でも私にとっての「悪魔を憐れむ歌」はこの一冊なのです

愛犬家殺人事件はその猟奇性や、関根元の強烈なキャラクターから
様々な作り手にインスピレーションを与え、そこから生まれた作品が数多くあります
代表的なのは園の「冷たい熱帯魚」だと思うのですが
ご覧になった方なら分かると思うのですが、かなりクるじゃないですか
もうギリギリまで攻めに攻めた映画だと思うのですよ
猟奇も狂気もお腹いっぱいになるくらい



でもね、これ読むと一転

そんなもんなのー?園 子温

と、言いたくなるわけですよ

フィクションがノン・フィクションに追いついてない

とにかく関根の狂気は、不適切な表現かも知れないが「エンタメ」の域なのです
この本を読んで、ぞっとして恐怖を覚えると同時に
その底なしの狂気の熱量に、やはり痺れてしまうわけですよ
それは憐れみとは全然違って、やっぱりしっくりくるのは

Sympathy For The Devil

って事なのかもしれません


(ちょっと見つからないので貼れませんが
三木大雲住職 愛犬家殺人でググると、関根に関する興味深い話が拾えます)



昨夜一緒に飲んだ姐さんにブログがバレた!

グルメランキング

今度は犬の名前で検索・・・・・・、猫の次は犬とは! 
にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村

このカテゴリーに該当する記事はありません。